サーバーモニタリングツールHinemosを設定する

2014年02月07日 20時49分

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監視ノードの設定

前回の記事では、監視ノードに対してPINGによる死活監視を行いましたが、ここでは、CPU使用率やメモリ使用量など監視ノードのリソース監視を行います。

  1. SNMPのインストールと設定

    監視ノードのリソース情報を取得するために、SNMPをインストールします。

    $ sudo yum -y install net-snmp net-snmp-utils
    
    201402072049OHIC01.png
    201402072049OHIC02.png
  2. SNMP設定ファイルの修正

    MIBツリーの全情報を取得するために、SNMP設定ファイルを修正します。

    $ echo "view systemview included .1.3.6.1" | sudo tee -a /etc/snmp/snmpd.conf
    
    201402072049OHIC03.png
  3. SNMPの動作確認

    MIBの全情報が取得可能か確認します。
    ここでは、出力される情報が多いため、10行のみ表示しています。

    $ snmpwalk -v 2c -c public localhost | head -10
    
    201402072049OHIC04.png
  4. サービスの起動と自動起動設定

    サービスの起動と自動起動の設定を行います。

    $ sudo service snmpd start
    $ sudo chkconfig snmpd on
    
    201402072049OHIC05.png
  5. 監視ノード情報の確認

    管理クライアントを起動し、登録されている監視ノードの設定情報を確認します。
    Find By SNMPに表示されている情報が、監視ノードのIPアドレスに更新されたことが確認できます。

    201402072049OHIC06.png
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  6. リソース監視の追加

    監視項目として、リソース監視を追加します。

    監視設定[一覧]ビューから作成を選択し、監視種別にリソース監視(数値)を選択します。

    201402072049OHIC08.png
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    PING監視と同様に、監視項目IDなどを指定し、監視項目にCPU使用率を選択します。
    その際、収集時は内訳のデータも合わせて収集するもチェックします。

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    監視にチェックを入れ、監視レベルを設定します。
    ここでは、CPU使用率が、0%~30%未満を情報、30%~80%未満を警告、80%以上を危険としています。

    通知IDは、PING監視と同様に[ステータス通知]に設定し、アプリケーション名を設定した後、収集をチェックします。

    [OK]で終了すると、監視項目が追加されます。

    201402072049OHIC12.png

    しばらくすると、SNMP情報が収集されステータスビューに監視状況が表示されます。

    201402072049OHIC13.png

エージェント監視

エージェント監視は、監視ノードに対してコマンドを実行した監視や、システムログ監視、カスタム監視などを行う場合に必要になります。
ここでは、監視ノードにエージェントをインストールし、エージェントの死活監視によるエージェント監視を設定します。

この作業は、監視ノードに対して行います。

  1. OpenJDKのインストール
    $ sudo yum -y install java-1.7.0-openjdk
    
    201402072049OHIC14.png
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  2. Hinemos Agentのダウンロードと解凍
    $ wget -q http://jaist.dl.sourceforge.jp/hinemos/60378/hinemos_agent-4.1.1_rhel5-rhel6.tar.gz
    $ tar zxf hinemos_agent-4.1.1_rhel5-rhel6.tar.gz
    
    201402072049OHIC16.png
  3. Hinemos Agentのインストール

    ダウンロードしたアーカイブ中に含まれる日本語インストーラーを実行します。

    $ sudo Hinemos_Agent-4.1.1_rhel5-rhel6/agent_installer_JP.sh
    

    インストーラーを起動すると、初期メニューが表示されますので、1を入力します。

    201402072049OHIC17.png

    インストール中に必要なパッケージがインストールされ、Hinemos ManagerのIPアドレスの入力プロンプトが表示されたら、192.168.0.50を入力します。

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    エージェントのインストールが終了すると、初期メニューが表示されますので、9を入力してインストーラーを終了します。

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    その他の入力プロンプトは、全てデフォルトで構いません。

  4. サービスの起動と自動起動設定

    サービスの起動と自動起動の設定を行います。

    sudo service hinemos_agent start
    sudo chkconfig hinemos_agent on
    
    201402072049OHIC24.png
  5. エージェント監視の追加

    監視項目として、エージェント監視を追加します。
    この作業は、管理クライアントで行います。

    監視設定[一覧]ビューから作成を選択し、監視種別にエージェント監視(真偽値)を選択します。

    201402072049OHIC25.png
    201402072049OHIC26.png

    PING監視と同様、監視項目IDなどの必須項目を指定し、通知IDを[ステータス通知]に設定します。

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    [OK]で終了すると、監視項目が追加されます。

    201402072049OHIC28.png

    しばらくすると、SNMP情報が収集されステータスビューに監視状況が表示されます。
    エージェントが起動していることが確認できます。

    201402072049OHIC29.png

    監視ノードのエージェントを停止します。
    この作業だけは、監視ノード上で行って下さい。

    $ sudo service hinemos_agent stop
    
    201402072049OHIC30.png

    しばらくすると、SNMP情報が収集されステータスビューに監視状況が表示されます。
    エージェントが停止していることが確認できます。

    201402072049OHIC31.png

    以上で、エージェント監視は終了です。